先月購入しました米国株のワンオーク(OKE)が徐々に上がってきて舞い上がっております。
平均取得単価41.91$ 1月15日終値44.17$
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今日はフローリングにできないマンションについてのお話です。
最近のマンションのお部屋はどこもフローリングが主流です。
しかし私の管理しているマンションでまさかの
『フローリング禁止』
という恐るべきマンションが存在します。

こんなカッコイイ床にできないということです(>_<)
どういうことかというと、そのマンションは床スラブがアンボンドスラブ工法でできています。
ハイ、何言ってるかわかりませんw
まず床スラブというのは簡単に言いますといわゆるマンションの床のコンクリートのことですね。

そして、この床スラブの工法(作り方)には様々な種類があって、その一つに
『アンボンドスラブ』
といった工法があります。
『アンボンドスラブ』工法とは床スラブ(コンクリート)の中にPC鋼線(直径8ミリ以下の高強度鋼)を通して、コンクリートスラブのたわみを防ぐ工法です。メリットとしては、小梁が不要になるため、お部屋内の面積(高さ)を広くとることができます。

しかし、この『アンボンドスラブ』工法はスラブ厚さが220ミリ程度で中に、PC鋼線を内蔵し、つり上げるような構造となりますので、スラブの剛性は220ミリ相当のままです。これで、スラブ内に小梁が付いていない分、振動しやすい床となります。

この振動しやすい床というのがネックなのですが、当然振動しやすいため、上階のお部屋内の生活音が下階のお部屋内に響きやすくなります。
私の担当しているこの『フローリング禁止』のマンションは『アンボンドスラブ』工法のため、マンションの絶対的ルールブックともいえる管理規約にフローリング禁止が記載されています。
なお、お部屋内の修繕工事の際の床材の遮音性能についても厳しい取り決めがされております。
このため、フローリング禁止となっているのです。
(1階だけはフローリングOK)
ここで、フローリング禁止についてそんなに気にする事なのか?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、現在の主流がフローリングなのに、フローリングにできないマンションとなれば、購入したい人が少なくなるかもしれません。また、現在所有している方が、売却するにも、購入したい人が少なければ、値段を下げざるを得ません。
そのマンションの需要が少なければ、必然的にマンションの資産価値は下がってしまいます。
結果、安い物件になってしまうということですね。
管理規約にフローリングが禁止されていなければ、フローリングにすることはできますが、近隣住戸との騒音問題が発生する可能性もあります。
住むにしろ、投資用として購入するにしろ、このようなあまり一般的には知らないような情報も知識として頭の片隅にでも置いておけば、購入後のトラブルを未然に防ぐことや、購入で失敗することを減らせることができるのではないでしょうか。
以上、参考になれば嬉しいです。
ではまた。

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